クワバラ ツネオ   Kuwabara Tsuneo
  桑原 恒夫
   所属   神奈川大学  情報学部 計算機科学科
    神奈川大学大学院  理学研究科 理学専攻(情報科学領域)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/07
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 ハイパーリンクを用いた情報提供用電子文書の平均探索時間に影響を及ぼすいくつかの要因に関する実験的考察
執筆形態 共著
掲載誌名 Science Journal of Kanagawa University
巻・号・頁 21,7-11頁
担当範囲 共著者への研究全般の指導。本論文の執筆(全部)。共著者の担当は被験者実験の実施ならびにその結果の分析、論文中の図表の作成。
著者・共著者 田中健史、川口修、桑原恒夫
概要 ハイパーリンクを用いた電子文書の検索時間に及ぼす各種要因の影響ついて実験的・定量的に検討した。その結果、
(1)課題文に対するリンク表題の適合性によって探索時間に最大16倍の開きが計測された。
(2)最終ページ中の目的情報の位置までの文字数が多いほど探索時間が長くなった。ただし本研究で行った実験では、文字数は最大で約28倍であるのに対し探索時間は最大で約5倍に止まった。
(3)目的情報の位置がページ下方の場合は、リンクの階層数が増加すると探索時間は減少した。一方目的情報位置がページ上方の場合は、リンクの階層数が増加すると探索時間は増加した。
 これより、ハイパーリンクを用いた電子文書の検索時間を減少させるには、リンク表題の適合性向上の研究が極めて重要であることが解った。