ホリ ヒサオ   Hori Hisao
  堀 久男
   所属   神奈川大学  理学部 理学科
    神奈川大学大学院  理学研究科 理学専攻(化学領域)
   職種   教授
発表年月日 2015/06/25
発表テーマ 揮発性メチルシロキサン類の亜臨界水中での分解挙動の解明
発表学会名 第24回環境化学討論会
主催者 日本環境化学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 札幌
発表者・共同発表者 柿澤 拓也1,倉田 柚花1,堀井 勇一2堀 久男1
1:神奈川大学、2:埼玉県環境科学国際センター
概要 シロキサン類とは酸素・ケイ素結合を分子骨格として持つ化合物で、環状揮発性メチルシロキサン(cVMS)類はそれらの中で各ケイ素原子にメチル基が、2つ結合して環状構造となったものである。これらの化合物は熱的および化学的に安定で、撥水性や低粘性等の優れた性質を持つためパーソナルケア用品、潤滑油、溶剤等の成分やケイ素高分子の合成中間体として広く用いられてきた。しかし近年、一部の化合物について環境残留性が明らかとなり、世界的にリスク評価が行われつつある。このためこれらの物質の環境動態の解明や分解・無害化反応の開発が求められているが、これらの化合物の分解特性についての報告例は非常に少ない。そこで本研究では環境中で検出されている代表的なcVMS類であるOctamethylcyclotetrasiloxane(C8H24O4Si4、D4)およびDecamethylcyclopentasiloxane (C10H30O5Si5、D5)について、亜臨界水を用いて分解することを検討し、生成物の解明を行った。