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ホリ ヒサオ
Hori Hisao 堀 久男 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(化学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/06/02 |
発表テーマ | アルカリ条件下での亜臨界水反応によるフッ素ポリマーPVDFからのフッ素成分の回収 |
発表学会名 | 第29 回環境化学討論会 |
主催者 | 一般社団法人日本環境化学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 豊中市+オンライン |
発表者・共同発表者 | 本間 諒、堀 久男 |
概要 | ポリフッ化ビニリデン(PVDF)をはじめとするフッ素ポリマーは耐熱性や耐薬品性に優れているため様々な用途で使われている。一方で難分解性であるため廃棄物の分解処理方法が確立されておらず,大半は埋め立て処分されている。また原料である蛍石(フッ化カルシウムCaF2の鉱物)の産出は特定国に限られている。このような背景からフッ素ポリマーの廃棄物を穏和な条件でフッ化物イオン(F−)まで分解し,循環利用することが望まれている。F–まで分解,すなわち無機化できれば,カルシウム源の添加により原料であるCaF2に変換できる。
我々はこれまでにPVDFやVDFと他のモノマーとの共重合体を,過酸化水素(H2O2)や過マンガン酸カリウム(KMnO4)といった酸化剤を添加することにより比較的低温の亜臨界水反応で完全に無機化できることを報告してきた。 本研究では,より単純な系として汎用の塩基,すなわちNaOHまたはKOHを添加した亜臨界水反応によりPVDFが無機化できるか検討した。 |