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ホリ ヒサオ
Hori Hisao 堀 久男 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(化学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2022/03/16 |
発表テーマ | 低温の亜臨界水を用いたフッ素系イオン液体の全元素完全無機化 |
発表学会名 | 第56回日本水環境学会年会 |
主催者 | 日本水環境学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | オンライン(富山) |
発表者・共同発表者 | 堀 久男、大石玲未 |
概要 | フッ素系イオン液体とは陽イオンと陰イオンから成る塩類でありながら沸点が100 ºC以下の物質(イオン液体)のうち、陰イオンを構成するアルキル基の水素原子が全てフッ素原子に置換されたものである。これらは熱的・化学的に安定で、高イオン電導性等の性質を有している。このためエネルギーデバイス等へ応用されつつあるが、一部の化合物には生体蓄積性や毒性が指摘されている。さらに炭素・フッ素結合を持つため難分解性で、廃棄物の分解処理が困難である。これらを穏和な条件でフッ化物イオン(F−)まで分解、すなわち無機化できれば、Ca添加で全ての有機フッ素化合物の原料であるCaF2に変換できるため、フッ素資源の循環利用に貢献できる。本研究では、KMnO4を酸化剤として用いて比較的低温の亜臨界水でこれらを分解することを検討した。その結果、300 º Cでフッ素に加えて、当該物質を構成する硫黄、窒素、炭素の各元素の事実上完全な無機化に成功したので報告する。 |