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ホリ ヒサオ
Hori Hisao 堀 久男 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(化学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2022/06/16 |
発表テーマ | 低温の亜臨界水を用いたエネル ギーデバイス用フッ素系イオン液体の全元素完全無機化 |
発表学会名 | 第30回環境化学討論会 |
主催者 | 一般社団法人日本環境化学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 富山 |
発表者・共同発表者 | 堀 久男、大石怜未 |
概要 | フッ素系イオン液体(F-IL)とは融点が100 ℃以下の塩類(イオン液体)のうち、有機カチオンとペルフルオロ構造を持つ有機アニオンから構成される物質である。これらは不揮発性、不燃性、耐熱性、イオン電導性、広い電位窓等の優れた性質を持つ。このためエネルギーデバイス分野を中心に電解質等に応用されつつあるが、一部のものには環境有害性が懸念されている。また、これらは炭素・フッ素結合を持つため難分解性で、廃棄物の分解処理が難しい。本研究ではフッ素系イオン液体について、KMnO4を酸化剤とした分解反応を検討した。その結果、300 ºCという比較的低温の亜臨界水を用いると、フッ素に加えて、当該物質を構成する硫黄、窒素、および炭素の各元素を事実上完全に無機化できることを明らかにした。 |