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コマツ タカシ
Komatsu Takashi 小松 隆 所属 神奈川大学 工学部 電気電子情報工学科 職種 助手 |
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発表年月日 | 2017/09/12 |
発表テーマ | 平均値分離型三次元ST-DFT係数の確率分布モデルパラメータの推定と動画像復元への応用 |
発表学会名 | 第16回情報科学技術フォーラム |
主催者 | 情報処理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東京大学 |
発表者・共同発表者 | 小松 隆・齊藤隆弘 |
概要 | 画像処理にはDFTではなくDCTが主に用いられる.静止画像をブロック分割処理する場合,2次元DFTはブロック境界での不連続の影響が大きく,この影響の少ない2次元DCTが有利となる.しかし,動画像信号にする 3次元DFTはフレーム間の動きを3次元DCTよりもよりコンパクトに表現できる利点を有している.
3次元ST-DFTは3次元DFTのブロック境界付近で生じるひずみの発生を抑制する有効な手段である.筆者らは先に,3次元ST-DFTの動画像信号に対する表現効率をより高めるため,局所平均値分離を用いた3次元ST-DFT方式を提案し,動画像復元のためには3次元DCTよりもより有効であることを示した.また, 劣化モデルと信号の疎性を陽に含んだ観測DFT 係数に対するベイズ統計的モデリング手法を提案し,モデルパラメータの推定が可能であることを示した. 本稿では,実際の動画像データを対象として,平均値分離型3次元ST-DFTにより得られる交流変換係数の実部と虚部の分布を2次元混合型球対称ガウス分布としてモデル化し,モーメント法によりモデルパラメータの推定と復元実験を行った. |