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ホリ ヒサオ
Hori Hisao 堀 久男 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(化学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2017/03/15 |
発表テーマ | 環状メチルシロキサン類の亜臨界水分解反応と生成物の解明 |
発表学会名 | 第51回日本水環境学会年会 |
主催者 | 公益社団法人 日本水環境学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 熊本 |
発表者・共同発表者 | 栗山夏美1、堀井勇一2、堀 久男1、1:神奈川大学、2:埼玉県環境科学国際センター |
概要 | 環状メチルシロキサン類とは–(CH3)2SiO–ユニットが環状に連なった化合物である。これらは熱的および化学的に安定で、撥水性や低粘性等の優れた性質を持つ。このためパーソナルケア用品、潤滑油、溶剤等の成分や、ケイ素系高分子の原料として用いられてきた。しかしながら一部の化合物について環境残留性が指摘され、生体蓄積性の懸念もあるためリスク評価が世界的に行われている。これらの化合物の環境動態の解明や無害化方法の開発のためには分解特性の解明が必要である。環境中では徐々に加水分解すると言われているが、積極的に分解させた報告例は非常に少ない。我々は以前、Octamethylcyclotetrasiloxane ([(CH3)2SiO]4、D4)およびDecamethylcyclopentasiloxane ([(CH3)2SiO]5、D5)が200~300 ℃の亜臨界水中で分解すること、その場合の基質の減少の時間依存性は雰囲気ガス(O2もしくはAr)によらず同じであることを報告した2)。今回はこれらの反応に加えてH2O2を添加した反応を行った。さらにこれまでの場合も含めて生成物の解明を試みたので報告する。 |