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ニシタニ カズヒコ
Nishitani Kazuhiko 西谷 和彦 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(生物科学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/12/11 |
発表テーマ | 寄生植物アメリカネナシカズラの吸器形成と寄生機能の分子機構の解明 |
発表学会名 | 東北植物学会 第11回福島大会 |
主催者 | 東北植物学会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 福島大学 |
発表者・共同発表者 | 横山隆亮, 横山俊哉, 西谷和彦 |
概要 | 本研究では、マイクロダイセクション法とRNA-seq解析を用いて、吸器の各発生段階の遺伝子発現解析を行い、吸器の宿主組織内への侵入過程で多くの細胞壁分解酵素遺伝子が特異的に発現していることを明らかにした3)。吸器は物理的な力だけではなく、宿主の細胞壁を分解することで、速やかに宿主組織内に侵入しているという仮説が以前にも提唱されていたが、本研究結果はこの説を強く支持するものであった。また吸器の細胞壁分解酵素は、近縁植物種などの花・果実の離層の細胞壁分解酵素と高い相同性を示したことなどから、吸器の細胞壁分解機能は進化の過程で離層の細胞壁分解機能から派生したものである可能性が示唆された。 |