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ニシタニ カズヒコ
Nishitani Kazuhiko 西谷 和彦 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(生物科学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/12/11 |
発表テーマ | 生物の陸上進出における細胞壁再編酵素XTHの役割 |
発表学会名 | 東北植物学会 第11回福島大会 |
主催者 | 東北植物学会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 西谷和彦, 篠原直貴, 横山隆亮 |
概要 | 私たちはXTH遺伝子を同定した直後から遺伝子ファミリーの解析を始め、XTHが大きなファミリーを形成し、全ての陸上植物種で30前後のパラログが存在することなどを、先ず明らかにした。次いで、XTHの起源を辿ることにより、植物の陸上進出における細胞壁の役割を解明したいと考えて、系統解析を進めてきた。その結果、XTHが原核生物であるアルファプロテオバクテリアのExoKという蛋白質と共通の祖先を持つことを見いだした。また、陸上植物の共通祖先であるCharophytaが、7億年前にExoKの祖先遺伝子を水平伝搬により獲得したことも突き止めた。更に興味深いことに、アルファプロテオバクテリアのExoKの祖先遺伝子は、7億年前の同時期に、陸生菌類の共通祖先種にも水平伝搬し、陸上菌類のCRHファミリーになったことも推定できた。 |