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アヅミ ヨシタカ
Azumi Yoshitaka 安積 良隆 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(生物科学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/03/19 |
発表テーマ | シロイヌナズナの減数分裂期サイクリン SDS の花粉母細胞内での細胞内局在 |
発表学会名 | 第65回日本植物生理学会年会 |
主催者 | 日本植物生理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 神戸 |
開催期間 | 2024/03/17~2024/03/19 |
発表者・共同発表者 | 安積 良隆、藤村 達真 |
概要 | 我々はシロイヌナズナを用いて植物の減数分裂の分子遺伝学的解析を行ってきた.その過程で不稔の変異体,詳しく染色体を観察してみると減数分裂の相同染色体の対合に異常があることがわかった変異体 solo dancers (sds) を単離した.その原因遺伝子を同定し,発現部位を in situ hybridization 法などで調べたところ,減数分裂に特異なサイクリンであることが判明した.このサイクリンの減数分裂時の細胞内局在を調べるために,SDS 遺伝子の上流域と SDS の cDNA と GFP との融合遺伝子を作成し,シロイヌナズナに導入した.この形質転換体のつぼみを共焦点レーザー顕微鏡で観察したところ,葯の内部の花粉母細胞で強い緑色蛍光シグナルが観察された.このことから,この融合遺伝子は正常に発現していると考えられる.葯から押し出した花粉母細胞を観察すると,緑色蛍光シグナルは核領域,あるいは染色体と思われる領域に検出された.これは SDS タンパク質は時期によっては染色体に局在する可能性を示唆している.相同染色体が対合する時期の花粉母細胞を観察し,SDS タンパク質の発現量や局在がどのように変化するかを報告する. |