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ホリ ヒサオ
Hori Hisao 堀 久男 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(化学領域) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2018/07/28 |
発表テーマ | デカタングステートと加圧酸素を用いた実燃料油の室温超深度脱硫システム |
発表学会名 | 錯体化学会第68回討論会 |
主催者 | 錯体化学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 仙台 |
発表者・共同発表者 | 藤田裕也、野宮健司、堀 久男 |
概要 | 従来、燃料油の脱硫は高温で固体触媒を用いる水素化法により行われているが、Dibenzothiophene (DBT)およびその誘導体は除去が難しい。このため、アセトニトリルやイオン液体を抽出溶媒、ポリオキソタングステートを触媒、H2O2を酸化剤としてDBTを高極性なDBT-sulfone(DBT-O2)に変換して油中から除去する酸化脱硫法が長年にわたり研究されてきたが、高価な抽出溶媒が必要である。また使用する触媒はリン錯体に限られてきたが、これではタングステンのリサイクルが難しい。そこで本研究ではリンを含まないDecatungstate([W10O32]4–)を触媒としてオクタン等のモデル油および軽油やケロシンといった実燃料油中からDBTや誘導体を除去することを検討した。その結果、加圧酸素を用いることでこれらの油類を室温で効果的に脱硫することに成功したので報告する。 |