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ミツバヤシ セイジ
Mitsubayashi Seiji 三林 誠治 所属 神奈川大学 工学部 機械工学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2023/10/28 |
発表テーマ | CNF添加天然繊維強化PLA複合材料の含水率の違いによる機械的特性の変化 |
発表学会名 | 複合材料部門委員会GCWG研究発表会 |
主催者 | 公益社団法人日本材料学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 奄美 |
開催期間 | 2023/10/28~2023/10/28 |
発表者・共同発表者 | 畑田龍平,三林誠治,竹村兼一, 松本紘宜 |
概要 | 環境負荷を低減可能な天然繊維と生分解性樹脂とを複合させたグリーンコンポジット(GC)に注目が集まっている.一般に,天然繊維と樹脂との界面接着性が弱いことが知られている.近年GCの繊維/樹脂間の界面へのセルロースナノファイバー(CNF)の添加による機械的特性の改善が試みられているが,天然繊維へのCNFの塗布の過程で天然繊維が吸水されることが問題になっている.しかし,CNF添加GCの含水率の違いが機械的特性に及ぼす影響は詳細には明らかにされていない.
そこで,本研究ではCNF添加GCの含水率の違いによる機械的特性の変化およびその要因を明らかにするために,CNFを塗布したラミー糸の乾燥時間を変更することによりGCの含水率と引張強度との関係を評価した.その結果,含水率の上昇に伴い引張強度が低下する傾向が見られた.また,その要因を明らかにするために画像解析により試験片内の気泡の面積を測定し,気泡の面積の変化が引張強度に及ぼす影響を議論した.その結果,含水率の上昇に伴い気泡が占める体積の割合が増加することにより引張強度が低下することが分かった. |