タムラ タダヒサ   Tamura Tadahisa
  田村 忠久
   所属   神奈川大学  工学部 応用物理学科
    神奈川大学大学院  工学研究科 工学専攻(応用物理学領域)
   職種   教授
発表年月日 2016/01/06
発表テーマ 軌道上データを用いた検出器の較正
発表学会名 第16回 宇宙科学シンポジウム
主催者 JAXA宇宙科学研究所
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 JAXA宇宙科学研究所 相模原キャンパス
発表者・共同発表者 赤池陽水、鳥居祥二、笠原克昌、浅岡陽一、小澤俊介、小宮優馬、田村忠久、清水雄輝、他チーム
概要 CALETは2015年8月に国際宇宙ステーションに設置した宇宙線観測装置であり、高エネルギーの電子、ガンマ線、陽子・原子核成分の高精度観測に向け、10月初旬より初期運用を開始している。CALETの主検出器は、放射長の厚い物質量をもつカロリメータであり、電子観測において3%以下の高いエネルギー分解能と、10^5の電子陽子識別性能を発揮する。軌道上における検出器のエネルギー較正は、軌道上で取得する陽子やヘリウムといった宇宙線の最小電離損失粒子(MIP)を利用する。これにより、シンチレータ発光量の位置依存性や温度依存性といった個々の検出器特性を詳細に較正でき、また長期観測における検出器の健全性を常時確認することが可能である。本発表では、CALETにおいて、エネルギー較正の基準となるこのMIP較正について報告した。