シュムタ ヨシハル   Shumuta Yoshiharu
  朱牟田 善治
   所属   神奈川大学  建築学部 建築学科
    神奈川大学大学院  工学研究科 建築学専攻
   職種   教授
発表年月日 2021/10/28
発表テーマ ACMセンサ瞬時値データから付着塩分量を推定するための表面温湿度に関する検討
発表学会名 68回材料と環境討論会
主催者 腐食防食学会
学会区分 全国学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
単独共同区分 共同
開催地名 オンライン
概要 大気腐食モニタリング(ACM)センサの出力は湿度と付着海塩量Wsに依存する。そこで,ACM出力と湿度を同時観測すると,その2種の瞬時値よりWsが求まる。沿岸域での観測結果にこの解析を適用すれば,設備の塩害対策に資すると見込まれる。日射によりセンサ表面が加熱されれば,そのごく近傍の湿度が大気より低下し,ACM出力も低下すると考えられる。逆に,夜間に放射冷却があれば,ACM出力が上昇する。このようなACM出力からもWsを精度良く推定するには,熱収支計算からセンサ近傍の湿度を計算する必要がある。熱収支計算では,センサ材料の熱放射率や顕熱・潜熱輸送量などを決定する。本稿では,太平洋沿岸の2地点で行ったACM観測に基づき,Wsの経時変化解析を試みた。これを各種環境観測結果と比較し,熱収支計算に必要な因子について考察した。